[ 前へ ] [ 第27回公演ドキュメント・トップ ] [ 次へ ]

2005年8月11日(木)更新

劇団P.O.D.第27回公演

ドキュメント-8

本番ドキュメント最終です。
感動のストーリーもクライマックスに迫ってきました!

(写真撮影:東 延嘉  レポート:本元真治


※ ストーリーなど知りたくない場合は、
ご注意ください。



二つ目の電力ターミナルの破壊も大成功
徐々に東京は闇に包まれていきます。

突然ヒジカタ永森栄一の動きが、一時的ですがおかしくなります。
東京の停電は、アンドロイドであるヒジカタにも影響が出ているようです。

ヒジカタもなぜ自分を犠牲にしてまで、クリコの言葉に乗ったのでしょうか?



新たなニュースを報道する柿本森山一典 とサイゴウ佐野由美

ヒジカタは以前に、自分が一生懸命に看護をしていた人が
死んだという過去を持っているとのこと
そのことがヒジカタの心を狂わせたのでしょうか?



最後の電力ターミナルへ向かうおばあちゃん南本清美カシオ竹端裕二
途中、アンドロイドの充電方法について説明するおばあちゃん
アンドロイドの髪の毛は、全部太陽電池になっているそうです。
光がなくならない限りアンドロイドは不死身のようです。



最後の電力ターミナル:新宿ターミナルから中継するオオクボ中川英子
ここを破壊されると東京23区は真っ暗闇となります。




誰かがやってきました!
でもやってきたのは犯人ではなく、おばあちゃん



そこへ裏口から入ってきたヒジカタ・クリコ・カツラ村田幸子がやってきます。
おばあちゃんが、さえぎる扉を開けようとします。
が、必死にそれを阻止しようとするヒジカタ
3階のコントロールセンターへ行くために、エレベーターを動かすクリコ・・・
おばあちゃんはクリコの元へ行けるのでしょうか?



柿本がマイク越しにおばあちゃんの想いをクリコに話しかけます。
大切なものを失うのが怖いクリコも、自分の想いを伝えます。

クリコ・カツラ・ヒジカタがエレベーターに飛び乗ります。
おばあちゃんが駆け寄りますが、無情にも扉が閉まってしまいます・・・



自分もアンドロイドであることを打ち明けるヒジカタ

なぜヒジカタは自殺まがいなことをするのでしょうか・・・?



そこへおばあちゃんたちがやってきます。
間をさえぎるシャッターをこじ開けようとするおばあちゃん。
その間にも、必死にカシオがクリコを説得します。



残り少ないバッテリーを使い、必死にシャッターを持ち上げるおばあちゃん
クリコを救うために・・・



そしてヒジカタがコントロールセンターを操作し、
とうとう東京中は真っ暗に・・・
しかし建物の自家発電により、ビル内はまだ電気がついています。

ヒジカタは最後の光を無くすためにビル屋上の発電機まで壊そうとします。

エレベーターに乗り込むヒジカタ・クリコ・カツラ



おばあちゃんがシャッターをこじ開けましたが、
無常にもクリコたちの乗ったエレベーターは屋上へ!

そしてバッテリーが残り少ないおばあちゃんは、ガクリと崩れ落ちてしまいます。

しかしおばあちゃんは最後の力を振り絞って立ち上がります。

しかし屋上までは18階もあります。
おばあちゃんは間に合うのでしょうか?



屋上に出たクリコたち
東京はすでに真っ暗です。

屋上の発電機を壊せば、おばあちゃんも、そしてヒジカタも死んでしまいます。




そこへおばあちゃんが飛び出してきます。
3階からは18階もあるのに、バッテリーは少ないはずなのに、
驚異的なスピードでおばあちゃんたちはやってきました。

お互いの想いを激しくぶつけるおばあちゃんとヒジカタ
おばあちゃんの強い言葉が響き渡ります・・・

その言葉はヒジカタの心に強く響いたのでしょうか?

ヒジカタが叫び声とともに発電機を壊します。
凄まじい爆発音。あたりは一瞬で闇に・・・



おばあちゃんは動かず、倒れています。
駆け寄るクリコ
おばあちゃんは大丈夫なのでしょうか?



ゆっくりと起き上がるおばあちゃん
なんとか太陽電池が間に合ったようです。
星の光を受けたおかげで・・・



真っ暗だったはずなのに、
気がつけばいつの間にかたくさんの星が2人を照らしています・・・

抱き合う2人
やっとクリコも自分に素直になれたようです。
そして、かけがえのない「家族」を得ることができました。


* * *


こうして柿本家に春がやってきました。
そして、あれから4年・・・

おばあちゃんとの4年間の思い出、数えたらきりがない。

幸せな4年間だったようです。


お別れの日、思い思いにプレゼントを渡す、
スギエ大場希伊子、カシオ、クリコ




必要になったら必ず会いにきてくれることを約束して、
おばあちゃんと一緒だった4年間は終わりを告げました・・・


* * *


そして未来のお話・・・
ほんの60年後・・・

クリコはおばあちゃんになり、いつしかクリコは一人ぼっちに・・・
そんなある日、60年前の約束をふと思い出します。
必要になったら、会いにきてくれると言ったあの人のことを・・・

おばあちゃんになってしまったクリコ・・・
電話のボタンを押す・・・
おばあちゃんに会いたい一心で・・・・

なんと電話に出たのは、あの日と全く変わらない姿のヒジカタ




そしておばあちゃんがやってました。
64年前と同じ姿で・・・

クリコは長い間疑問に思っていたことについて質問します。
なぜおばあちゃんはあんなに早く屋上に来れたのかを?



おばあちゃんが笑い
そして空へと飛び上がる・・・
おばあちゃんはクリコちゃんのためなら何でもできるようです。

見上げるクリコ


そしてゆっくりと舞台は暗転へ・・・



明転、カーテンコールです。
おばあちゃん役:南本清美 「本日はどうも、ありがとうございました。」

役者の皆さん、お疲れ様でした。
そして見に来てくださった皆さん、ありがとうございました。


* * *


本番ドキュメントはこれにて終了です。
次回はドキュメントの最終として、
楽屋裏と携わっていただいたスタッフ、その他おもしろ写真を特集します。

(もう一回だけ)つづく



[ 前へ ] [ 第27回公演ドキュメント・トップ ] [ 次へ ]