第25回公演
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風を継ぐ者 |
この公演は劇団P.O.D.初の時代劇に挑戦をした公演となりました。
公演の練習をスタートするにあたってのテーマは「個々に目標を設定して、自分の挑戦をしっかり意識しよう」「お互いの目標を共有して、協力し合おう」でした。そのテーマを意識しながら、負荷の高い脚本との格闘が始まりました。
初の主役『影山じろう』が、物語の軸を形作り、安定した力を発揮。役者陣は個性を生かしつつ、様々な困難に挑戦!! 演出『中島 亮』のこだわりと安全を両立させた殺陣が、時代劇の迫力を作る事に成功。衣装『中河香理』が、古着屋でかき集め、修繕を施した衣装や新規制作した新撰組羽織等衣装、『竹鼻ともみ』が、素人なりに苦心したヘアメイクがセットの無い空間のリアルな場面形成に貢献しました。また、着付に関しては、呉服店での二日間の練習を行い、練習にはできるだけ自分で着付をし、立ち居振る舞いに慣れを形成していきました。照明はメインとして初挑戦の『永原圭介』がセットが無い空間の転換をうまく表現し、音響初挑戦の『山本光英』が初担当ながら頑張りを見せました。制作面では『南本清美』が全体の流れを形成して、『浅野美穂子』が細かい製作面をサポート。その他、挑戦が多々あり、それぞれに大きい経験になりました。
劇団員がそれぞれの環境の中で、それぞれのできる事を精一杯行って進めることを再認識した公演となり、お客さまの反応もそれを理解してくださっている様子で、改めて劇団を継続させていただいていることへの感謝の公演ともなりました。
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