中国留学での最後の旅行。課外先生、さいみょうの家へホームステイ。場所は錦州。列車に乗って着いた駅で待ってくれていたのは、さいみょうのお父さん。そして、家で待ってくれていたのは、お母さん、妹さん、わんちゃん。
お母さんは早速、晩御飯の準備です。ガスではなく、蒔きで火をたい
て、作ります。
その間オンドル式の床に座って、お父さんと会話。しかし、なまりが強く、しゃべるのも早いので、さっぱり聞き取れない。。。けれど、お父さんもお母さんもとても優しい方で家庭のあたたかさを強く感じました。
ご飯を食べ終わった頃は確か21時くらいで、すぐに寝ました。日頃もっと遅くまで起きているので、なかなか寝付けなかったのだけど、中国の人は早寝早起きですから、そこはちゃんとあわせます。
翌朝顔を洗う時、驚いたのが、蒔きで熱くしたお湯を容器に移しての洗顔でした。日本では水道から水がでるのは当然の事で、文化の違い、又中国での様々な生活風景に触れることができて、とてもいい経験でした(^−^)
エアコンは一切使用していないので、家でもコートを着て過ごしました。
ホームステイ2日目、さいみょうと妹さんと散歩にでかけたり、お昼には、皆で餃子を作りました。お父さんは餃子のたれを作ってました!
初めての餃子作りは難しかったけれど、楽しくもありました。
このホームステイで、その人その人の生活に応じて、工夫しながらの
生活そのものに勉強させられました。私も自分の収入にあった生活をしなくちゃ(;^^)今が成長の時だ!!
寮に帰ってからは着々と帰国の準備。とりあえず、不要な家電製品などは、まだ寮に残る人に譲ったり、簡単な衣類、お土産等は国際便で先に日本に送りました。
帰国前日は大きなトランクケースに荷物を詰め込む。この間、留学生活の事が色々浮かんできて寂しくなりました(;_;)
そして、忘れてはならないのが、今まで仲良くしてくれた留学生へのあいさつ。留学生の部屋にあいさつに行った時、私の帰国に今にも泣きそうな友達。こっちまで泣きそうになりました。
本当に本当にありがとう!!
帰国日は朝5時くらいに起きてタクシーに荷物を積み、瀋陽空港へと向いました。こんな朝早く外にでることがなかったので川沿いで太極拳をしている人をこの日初めて目にしました・・・・
初めは不安だらけだった留学生活。たった半年だけだったけど、色々な経験をしていくにつれて中国での生活は本当に楽しかった、留学してよかったと思えました。その分帰国する時は、胸の中が寂しさでいっぱいになりました。飛行機に乗った時、涙がたくさんでて、人の目も気にせず泣いていました。関空から富山までの特急の中でもハンカチがびしょびしょになるくらい泣きました。
高岡駅についたとき、今更ですが、空気の綺麗さに感動しました★☆★高岡駅はエレベーターがないので、半年分の荷物を入れたトランクを持ち上げながら階段を上るのは大変でした。
そしたら外国の方(アメリカの方かなあ)が、スイスイと荷物を運んでくださって、
「Thank you」と言いたかったのに、「謝々」と言ってしまい、
「Thank you」と言いなおしたら、
その方から、「不客気」(どういたしまして)という返事が返ってきて、驚きと感動でした!!日本についてからも、こんな形で国際交流ができたことがとてもとても嬉しかったです。
私が帰国したのは2月10日。「髑髏城の七人」仕込みの日でした。ウイングウイングを気にしながらも、旅の疲れをとるためにすぐに帰宅し、ドクロの本番も何だかんだで観ることができませんでした・・・・
今思うことは留学はゴールではなくて、1つの通過点だったのだということです。留学する前はできるかどうか不安だらけで、行ってもいないのに、先の不安ばかりしていました。今を置き去りにして、先の不安をする癖が今でもあるので、今をしっかりしなくちゃ、未来もないんだよなあなんて、時々思ったりします(^^)
留学を応援してくれた、支えてくれた、家族や友人、留学カウンセラー、現地で出会った友達、みんなに感謝しています。
謝々大家!!
*大家=みんな