劇団P.O.D.第29回公演
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ドキュメント-4
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2006年6月18日(日)の報告です。
(レポート・写真撮影:劇団P.O.D.記録係)
初音役:中河香理が巻物を読んでおりますが、
劇中に重要な影響を与えるこれも立派な小道具です。
そのような重要な小道具を練習会場の片隅で、
整理整頓もしないで、チャガチャガの環境で制作している人は誰でしょう?(笑)
仕事の質は、仕事環境から!と申しますが、
このような整理整頓の行き届いた環境で作業されている方の
後頭部のみを写しておきます(笑)。
今回の小道具作成の話はP.O.D.キャスティングで聴けます。
「お坊さんが小道具製作?」
今回の音響担当の山本光英。
山本君も役者やスタッフの経験を積んで、
仕事の進め方が分かるようになってきましたね。
今度から、機材をデスクの上でセッティングします!とのこと、
その通りですね!!
竹端裕二所有のビデオカメラ。
毎回の通し練習の撮影や、
後で編集して劇団員に配られるドキュメント映像撮影に
大活躍ですね。
通し稽古などでは、立つ位置や、姿勢など、
役者自身で確認をした方が良いケースが多々あり、
劇団P.O.D.では欠かせなくなっております。
只、ドキュメントのビデオ映像編集については、
数年間の内容が溜まっておりまして・・・。
すみません・・・・。
鏡吾役:中島 亮(左)と、弦次郎役:永森栄一(右)は、
何をしているのでしょうか?
実は剣と剣の戦いの場面でのタスキがけの紐を仕込んでいるところです。
「タスキがけ」とは、着物を着て作業等を行う時に
着物の袖が邪魔にならないように
背中で紐がクロスするように腕に回して、
着物の袖が、畳まれるようにする紐の縛り方です。
例えば、時代劇で、岡っ引きが下手人(犯人)を追いかける時にしていますよね。
何故、刀に???紐が・・・と、お思いの方も多いでしょうが、
武士がタスキがけを行う場合は、捕り物でもなく、引っ越しでもなく、
農作業でもなく(笑)、切り合いの時に限られるので、
刀の鞘(さや)についている、栗型というフックに、
下緒(さげお)という頑丈な紐がついているのですが、
それを外して、タスキがけに使うのです。
劇中でそのように使用するので、
幕に引っ込んだタイミングで、すぐに刀に奇麗に巻き付けなくてはいけません。
結構時間がかかるのですね。
時間がある役者と刀を交換したり、色々検討が必要です。
頑張って下さいね。
以外とお客様の目につく、大事な草履(ぞうり)です。
様々な場面で、脱いだり、履いたりするのですが、
「誰が誰の草履が分かるのでしょうか?」(笑)。
恐らく臭いを嗅げば、誰が誰のか分かると思いますが(笑)、
劇中で、実際、嗅ぐ訳にはいかないので、
機会がありましたら判別方法を聞いてみたいと思います。
それでは、次回のドキュメントをお楽しみに!
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