第30回「県民劇場」
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ドキュメント-18
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ドキュメント-18は2004年2月15日(日)本番の報告、第四弾です。
撮影:勘坂政雄
レポート:劇団P.O.D.記録係です。
本番とゲネプロの写真をおりまぜて紹介いたします。
ストーリーなど知りたくない場合は、
ご注意ください。
自分の知能退行が決定的になり、時間のないチャーリーは、
母親に会いにいく。
母親ローズ:出村啓子さん(劇団すばる)は、
今までの心労がたたり、現実を把握できなくなりつつあった。
チャーリーは必死に、自分は立派になったことを証明する為に
皮肉にも自分の知能退行症状を記した論文を母親に見せる。
そこへ妹ノーマ:中河香理が帰宅し、チャーリーと分かり、泣き崩れる。
ノーマもまた、母親の世話に疲れきっている姿だった。
財団からお金が出て、これから母親やノーマ、家族の生活は
心配のないことを伝えるのが精一杯のチャーリー。
チャーリーが現れたことにより、過去の苦しみがよみがえる母親ローズ。
チャーリーが去った後、「アルジャーノン・ゴードン効果」が
記されている論文を見つめるノーマ。
すっかり見違えた兄の姿にこれから兄の身に起きる
悲劇を予想できない妹ノーマ。
チャーリーに起き始めている知能退行が進む前に、
その短い時間を共有したいアリス。
しかし、チャーリーは変わりつつある姿を見せたく無いと、
アリスを拒絶する。
それから、どれだけ時間が経ったのだろうか?
チャーリーがパン屋の店先にやってきた。
一同、チャーリーの訪問に怪訝な表情をみせる。
パン屋で勤めていた頃のチャーリーだと分かると、
手のひらを返したように歓迎するパン屋の従業員。
とある場所でチャーリーとアリスがすれ違う。
チャーリーは偶然出会ったアリスに勉強を教えてほしいと話すが、
過去を全く忘れてしまったチャーリーを改めて見て、
耐えきれずアリスは小走りで去ってしまう。
アリスとすれ違いにぶつかった弾みで、
チャーリーの手元にあった携帯録音機のスイッチが入る。
そこにはかつてのチャーリーの最後のメッセージが録音されており、
そのメッセージが再生された。
チャーリーはそのメッセージの中に「迷路」という言葉を聞き、
慌てて携帯録音機を放り投げる。
チャーリーのメッセージがその携帯録音機から流れながら、
オリジナル音楽:チャーリーのテーマ(Charlie)が荘厳に流れます。
オールキャストのカーテンコール。
本当にお疲れ様でした。
お客様をお送りしてから皆で記念撮影をいたしました。
様々な方々の支えがあって完成できた舞台です。
本当に本当にありがとうございました。
< 完 >
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