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vol.2「天魔王の仮面と鎧」第28回公演 髑髏城の七人 より
2007年5月4日(金)


お久しぶりです。以前からかなり月日が過ぎてしまいました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
別になまけていたわけではないですよ。30回記念公演の衣装や
小道具作りに勤しんでおりました。えぇ、ネタがいっぱい増えました。

と、いうわけで、今回は第28回公演髑髏城の七人より
「天魔王(てんまおう)の仮面と鎧」です。


まずは仮面ですが、どう作ろうか悩んでいたところ、
関西の某人気劇団「劇団☆●感線」の
役者兼小道具担当のIンディT橋氏(僕からみたら、神のような方です)が
ある雑誌に連載している記事を発見。狂喜乱舞で丸パクリです。

まず、型紙を作り(写真1)ウレタンを切り抜きます。
2枚作って左右一枚ずつ組み立て、貼り合わせます。(写真2)

  
(写真1)            (写真2)


次に、目、鼻、口の部分をくり抜きます。(写真3)
そしてここからが大変。各部をライターであぶって柔らかくし
指で形を整えます。(写真4)
冷えたら伸びなくなってしまうので、
少しずつ熱しては曲げてをくり返すのですが\\\
熱い!とにかく熱いっ!!
何度も心が折れそうになりながらも何とか形になりました。

  
(写真3)            (写真4)


次に一度下地塗装をしてから、
アクリル絵の具の盛り上げ材でディテールを作っていきます。(写真5)
硬化後、塗装をします。(写真6)

  
(写真5)            (写真6)


最後に目の部分に黒い布(シースルー)を貼り、
着脱の為に後ろの部分に切り込みを入れ
強力マグネットを仕込んで完成です。
ボンドのクサいのと、ライターの熱との戦いでした。(号泣)
注意したのは、視界と呼吸です。
以前、別の芝居で市販の仮面を被ってアクションした時、
視界は狭いは息はできないはで
軽くパニックになった事があり\\\あの時はホント死ぬかと思った\\\。


完成!!



次に鎧です。
全てのパーツの型紙を作り、ウレタンに合皮を貼って作りました。
早着替えのため、各部分に穴をあけて、
ハトメを取り付けゴムを通してあります。(写真7)
マントは衣裳部屋親方が制作。取り付けにも一工夫してあります。(写真8)

  
(写真7)            (写真8)


というわけで、完成です。
鎧のほうは本番一週間前の土曜日に徹夜で仕上げて、
翌朝の稽古に臨みました\\\。
ちなみに、大活躍のウレタンですが、近場で入手できないため、
東京在住の知人に東●ハンズで買って送ってもらいました。






おまけ。愛用品シリーズ



ハトメパンチ
100円ショップで購入したのですが、その後大活躍です。
サイズも色々あって便利です。


さて次回は第30回記念公演¢ブラック・フラック・ブルーズ£より
ダイゴの光線銃(特別製)です。



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