第15回公演
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フユヒコ |
『南本 清美』が初演出、それをサポートする演出補佐『竹鼻 ともみ』。二人とも「演出」の担当は初めてです。女性ならではの感性での演出は「ネオP.O.D.」を感じさせる出来となりました。上演時間は2時間を超えましたが、長さを感じさせないものとなりました。
舞台デザイン製作担当『東 延嘉』が自画自賛の今回のセットは圧巻です。完全に昭和9年当時の学者の家庭を再現いたしました。また、『中島 亮』が製作した「チェロ」「バイオリン」は、「完全な本物」でした。
今回初めて主役を演じる『梅 浩之』と、この公演後「寿休業」の『鍋沢 理絵(現姓:武田)』のコンビは何とも言えない雰囲気をかもし出し、兄弟姉妹役の4名は個性あるキャラクターを立ち上げ、『浅倉 文紀』は円熟の味を出していました。
音楽は『ザ・グリーンホーンズ』が初担当。そのメロディーは昭和9年当時の情景を美しく捕らえています。
スタッフには新人『中河 香理』『桂 真』が加わり、若手の台頭が顕著になりつつある、ほのぼのとした第15回公演でした。
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